ミニストリ―夏から秋の恵み

日本家の教会ミニストリー事務局 原田和典(日本同盟基督教団知立キリスト教会牧師)

 日本家の教会ミニストリーが2022年7月25日、正式発足しましたことを感謝と共にご報告いたします。
 日本における家の教会の展開は、ヒューストンソウルバプテスト教会の前主任牧師チェ・ヨンギ師が著した「信徒による教会形成 家の教会」の内容が、趙南洙師よって2004年から招待キリスト教会で実証されたところから始まります。2008年から牧会者対象セミナー、2009年から信徒対象セミナー、2010年から牧会者対象カンファレンス、2017年から牧者対象カンファレンスが相次いで開催されました。セミナーには多くの教師信徒が参加しましたが、家の教会の実践に至る教会は必ずしも多くはありませんでした。しかし、聖書の教会の姿を家の教会に見出した教師は多く、牧会現場の実情に応じ粘り強く展開されてきました。このたび、規約により自律的に運営する団体として正式発足できたことは、広くキリスト教界にも承認され、日本における家の教会の一層の進展につながるものと確信いたします。発足式は、26名の教師・信徒が参加し、クリスチャン・グローバル・アカデミー(御殿場)と招待キリスト教会信徒の厚意により、恵みのうちに開催されました。国際ミニストリー代表のイ・スグァン師からも、祝辞と講義をいただき思いを新たにしました。
 今年は、コロナ禍でWeb開催が続いた信徒対象セミナー(4月)・牧会者対象のカンファレンス(6月)・牧者対象カンファレンス(7月裏面参照)・牧会者対象セミナー(9月)が、いずれも集まって開催されました。顔と顔を合わせて食事を共にし、分ち合い、祈り合う幸いを改めて確認しました。コロナ禍は終息しておらず、家で集まることへの制限が続いていると思いますが、引き続き力ある主の御業が大胆になされ、魂の救いと主の弟子作りの業が、各教会・各牧場で着実に進展することを切に祈ります。